『平和のための名言集より』早乙女勝元編集
他の国も憲法で戦争を放棄してみたらいいのです。みんなが軍隊を持たなくなったら、戦争はなくなります。それを実現するには、どこかの国が絶対的な信念をもって舵取りをしなければダメです。私は、それを日本に期待しているのです。
ベアテ・シロタ・ゴートン
『ベアテ・シロタ・ゴートン』(1932~)
ウィーン生まれ。少女時代を日本で過ごし、その後アメリカ留学。45年連合国軍総司令部(GHQ)の一員として再来日し、日本国憲法草案作成に関わり、憲法24条「女性の権利」「男女平等」に関する条項の執筆にあたった。
この新しい一千年を迎えるにあたって、お互いぜひとも日本国憲法によって導かれていこうではないか。世界平和と公正とを目指すこの73語から成る金言は、第二次大戦の業火と大量殺戮の中から不死鳥のごとくによみがえったものなのである。
チャールズM・オーバビー
『チャールズM・オーバビー』(1926~)
アメリカ生まれ。オハイオ大学名誉教授。朝鮮戦争ではB-29のパイロットとして従軍。1991年湾岸戦争が終結した直後に、アメリカで「第9条の会」を設立。「地球憲法」として憲法第9条の英文単語73語を適用し、世界平和を実現する活動を展開する。
発展途上国の子供たちに、最低限の生活を保障するためのお金は、年間約800億ドルです。いっぽう、世界中の政府が軍事費として使うお金は、その16倍にもなります。「もったいない」の究極がここにあります。
プラネット・リンク編『もったいない』
『プラネット・リンク』
2004年にノーベル平和賞を受賞したケニヤの環境保護活動家ワンガリ・マータイ女史の思想と行動に共鳴した人々のグループ。
注)『平和のための名言集』(1800円)は、大和書房より刊行されています。