講演 「原発と原爆」 ⑧核抑止力は「平和に対する罪」

核兵器製造能力維持とは「核抑止力」である。

これは「平和に対する罪」と考える。第二次世界大戦の後、ニュールンベルグ裁判で新しい罪として「平和に対する罪」という概念が出来た。

これは「人道に対する罪」として大量虐殺・強制移住の計画・準備・謀議を言うが、計画する ことさえも犯罪としたのである。だから「核兵器抑止力」とは「核兵器を使いますよ」ということで脅かしに当る。「平和に対する罪」に当り犯罪行為なのであ る。これは国家のテロリズムである。

わかりやすく言えば、ピストルに玉込めてここに置いておくのは抑止力にはならない。ピストルを頭に突きつけた状態が抑止力である。これまで長年ソ連にしていた。イランや北朝鮮はこれをやられたから核兵器を持とうとしたのである。